ケース別・実際の事例から見る人材育成 ~弊社実施の講師派遣事例より~

2020年04月13日

様々な企業に訪問させていただくと、企業規模や業種、形態などにより抱えられている課題は様々であることを改めて認識します。
しかしながら、時代とともに多くの企業に共通している課題も存在します。

今回は、弊社公開セミナーと並んで、好評いただいている講師派遣サービスについて、この共通の課題に関連した人気のテーマ4件を実際の提案事例を含めながらご紹介したいと思います。

■相談ケース【1】
 従業員のSNS利用を核にした危機対策への取り組み

Twitter,Instagram,Facebookなどをはじめとする個人のSNS利用が加速化しています。
近年、その影響力は大きくなる一方で、それに比例する形で、従業員がプライベートで利用しているSNSへの書き込みが社会問題となるケースが増えてきています

本人は「遊び半分」「閲覧数アップのために」と投稿した何気ない1投稿により、企業に大損害を与えてしまうことも珍しいことではありません。

そのようなニュースを目の当たりにし、危機感を持った人事担当や実際にSNSでトラブルにあった人事担当からのご相談が多数あります。

■提案パッケージ
 「~ソーシャルメディアの危機対策~情報リスク管理セミナー」
■ねらい
組織での管理が難しく、個人の倫理感に頼らざるを得ない「社員のプライベートでのSNS使用」。
そのSNSのリスクを取り上げ、特徴と危険性について、実際の SNS への書き込みを見ながら、どのような危険につながるのか、モラルに反している箇所はどこなのかを具体的に学習する。
■主な講義内容 
 〇情報漏洩の実態
  • 最新の情報漏洩事故事例
 〇ソーシャルメディアの危険性
  • 軽率な行為に対する社会の反応
  • 個人や職場が被る損失の大きさ
  • 個人や職場が特定されるプロセス
 〇ソーシャルメディアのリスク対策
  • SNS利用時の注意点
  • トラブルになりやすい掲載内容
  • トラブルが起こった場合の事後対応
■講義時間
ワークを含め2時間
■対応講師
上村 貴子ほか

最近非常に関心が高まっている分野のセミナーです。

会社員でも副業が認められ、個人が複数のアカウントを所持するような時代。
特に数年前からこのような相談が複数寄せられるようになりました。

最近では、若い世代だけでなく中高年世代でもSNSの利用が多くなっています。
生まれた時からインターネットが身近にある若者世代以上に、SNSに関する危機感が不足している中高年世代も多く見られます

SNSをはじめとしたインターネットに関するリテラシー学ぶ機会は意外と少ないのが現状です。
「当然」と思われること、「安心・安全」と思われることが個々にバラバラであることは、企業にとって大きなリスクとなります。

そのような状況から、従業員一人一人、代表者を公開型のセミナーに参加させる形より、社内全員の認識を画一化することが必要と考え、講師派遣の形をとることが増えています。

研修内では、実際に起きた事例をもとに、「なぜトラブルがおきたか」「企業の損失がどの程度だったか」など、実例をだすことで、リスクの大きさを感じ、当事者意識をもっていただきます

わかりきっていると思われることでも、改めて一斉研修で社内の認識を確認することは、企業にとっても非常に重要なこととなります。

■相談ケース【2】
 院内での伝達ミスを防いで業務の効率化を図りたい

「チーム医療」という言葉がよく聞かれるようになって約10年。
この「チーム医療」とは、それまで主流だった「医師が中心の医療体制」から、医療環境で様々な職種の方が互いに対等に連携して治療やケアに当たることで「患者中心の医療体制」を実現しようというものです。

医療機関の人事の方から、この「チーム医療」を核にしたコミュニケーションについて、ご相談をいただくことが増えています。

■提案パッケージ
 「~伝達エラーを防ぐ~ミスコミュニケーション防止セミナー」
■ねらい
事故に繋がる可能性があるミスコミュニケーション。
リスク管理の視点から、なぜコミュニケーションはねじれるのか、その原因について考え、ミスコミュニケーションが起きている現状とその対策を学ぶ。
■主な講義内容 
 〇ミスコミュニケーションからおこるリスク
  • 職場におけるミスコミュニケーションケース例
 〇ミスコミュニケーションが起こる要因
  • コミュニケーションはねじれる
  • 言葉と意味は人それぞれ違う
  • 内部基準と外部基準
 〇ミスコミュニケーションをなくすために
  • イメージを合わせるための質問
  • 相手の取りやすいボールを投げる
■講義時間
ワークを含め2時間
■対応講師
侍留 慶子、朝井 美由紀ほか

医療機関からのご相談が特に多いテーマです。

病院内では医師、看護師だけでなく、事務方の職種の方や場合によっては介護関連の職種の方など様々な業種の方が一つの患者の情報を共有しながら支援を行っています。
それぞれの専門性が違えば、それぞれの「当然」「普通」に相違が生まれやすくなってしまいます
そして、ちょっとした「伝達ミス」が患者やその関係者に大きな不利益をあたえることにもつながります。

ミスコミュニケーション防止のためには、関係するスタッフ全員が共通の認識を持ち、伝達ミスが生まれやすい場面を認識し、起こらないように努めることが重要です。

このことからも、一部のスタッフをセミナーに参加させるのではなく講師派遣の形をとって、多くのスタッフに講座を受けることができる環境を整えたいと要望をいただくことが多く、講師派遣の形をとることが増えています。

また医療機関に限らず、一般企業においても、ミスコミュニケーションから業務効率が下がったり、企業リスクに直面することにもつながります

ミスコミュニケーション防止にフォーカスをあてると必然的に、社内の円滑なコミュニケーションにつながります。

■相談ケース【3】
 従業員の心身のケアに取り組み、従業員の満足度向上、定着化を図りたい

社内の人間関係や、業務に関するストレスなどを起因とした体調不良を訴える事例や退職を希望する事例が、企業内で少なからず見られることと思います。

このような状況が続くことを危惧して、企業の人事担当者様より、「企業としても社員の動向を注視し、ケアする姿勢を見せることで、社員に安心感を伝えたい。あわせて各人にもストレスマネジメントの力を身につけてほしい。」とのご相談を受けることが増えています。

■提案パッケージ
 「~心身の健康を保つ~ストレスマネジメントセミナー」
■ねらい
自分自身でストレスマネジメントを行うための方法・ポイント及び、心を健康に保てる職場環境づくりのための知識等について習得する。
■主な講義内容 
 〇データ等でみるメンタルヘルスの実態
 〇ストレスの要因と功罪
  • 職場におけるストレス要因
  • ストレスサインの考え方
  • 不調をまねきやすいタイミング
  • セルフケアのポイント
 〇部下、同僚のストレス把握と対応、ラインケアのポイント
  • 「いつもと違う部下・同僚」への気付きと対応
  • 傾聴と面談記録方法
  • 繋ぐ上での注意事項
■講義時間
ワークを含め2時間
■対応講師
上村 貴子、 公文 ユカほか

労働安全衛生法改正により一定規模の企業においては、2015年12月から企業における、従業員へのストレスチェック制度が義務化されました。

■従業員ストレスチェック制度とは
労働者が自分のストレスの状態を知ることで、ストレスをためすぎないように対処したり、ストレスが高い状態の場合は医師の面接を受けて助言をもらったり、会社側に仕事の軽減などの措置を実施してもらったり、職場の改善につなげたりすることで、「うつ」などのメンタルヘルス不調を未然に防止するための仕組みです。

厚生労働省 ストレスチェック制度簡単導入マニュアルより(https://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei12/pdf/150709-1.pdf

ここからも分かる通り、国を挙げて、労働者のメンタルヘルスを守ろうとしていることがわかります

また、実際近年の日本はメンタルヘルス不調者が増え続けており、厚生労働省が公表した平成30年度の「過労死等の労災補償状況」では精神障害の労災認定件数が増加の一途をたどっています。(厚生労働省 過労死等の労災補償状況より https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_05400.html

ストレスチェックの実施を導入できても、ただ従業員のストレス状態を「把握」しただけでは「改善」にはつながりません
ストレス状態の「改善」につなげていくためには、従業員一人ひとりが、自身のストレス状態を把握したうえで、ストレスマネジメントの方法を身につけてもらうことが、必要です。

そのためにも従業員に対して一斉にこのようなセミナーを受講していただくことが大きな意味を持ちます。

■相談ケース【4】
 来客対応が増える中、従業員のマナーのレベルアップを図りたい

勤続年数の長い従業員が多く、中途採用の社員も増えている企業様よりご相談をいただきました。

  •  マナー研修などの受講経験がない従業員も多く、来客対応でも「それなりに」形にはなっているものの、個人個人のやり方になっており、間違った対応も見受けられる。
  • 先日から続けて、クレームまではいかないものの、来客からの声を頂戴するケースが散見した。

今後も来客対応が増える中、今一度マナーの質の画一化を図り、気持ちよくお客様が迎えられるよう会社としても見直していきたい、とご相談をいただきました。

■提案パッケージ
 「~コミュニケーションの基本~ビジネスマナーマナー基礎研修」
■ねらい
マナーの重要性について理解を深め、ビジネスパーソンの基本となるビジネスマナーを学ぶ。
■主な講義内容 
 〇マナーの理解
  • 代表者意識
  • マナーとは 
 〇第一印象の重要性
  • 第一印象の成立過程
  • 身体の印象ポイント
  • 動作の印象ポイント
  • 表情の印象ポイント
  • 声の印象ポイント
 〇ビジネスマナーが伝えるもの
■講義時間
ワークを含め2時間
■対応講師
朝井 美由紀、曽根 由紀子ほか

来客対応や電話応対などは、企業のイメージを大きく左右させるポイントです。
「応対は企業の心を表す」といわれることもあるくらいです。
しかしながら、少しずつ「我流」になってしまうのも実情です。

近年、「働き方改革」や「生産性向上」が叫ばれる中、以前に比べて「マナー」や「接遇」に関して力を入れる企業が減少傾向にありました。
だからこそ、他社との差別化のため、今マナーに力を入れるという企業が徐々に増えてきています

公開セミナーでも「基礎からはじめるビジネスマナー研修」は非常に人気の高いセミナーですが、会社全体としての取り組みを従業員に伝え、応対力を画一化するという意味においても講師派遣の実施が有益です。

さて今回ご紹介した4例はいかがでしょうか?

貴社が抱えられている課題にリンクする内容もあったのではないでしょうか?
記載の研修パッケージは実施の一例ですので、時間数や内容の変更もご相談いただけます

また今回はご紹介できませんでしたが、近年ではSDGsやアンガーマネジメントなどのテーマも人気となっています。

そのほかにも様々なテーマで講師派遣を実施しております。
講師派遣では、事前のヒヤリングから相談内容を精査し、適切な講師、講義内容を御提案させていただきます。

ぜひこの機会に、貴社人材育成にご活用ください。